慶應義塾大学医学部
病理学教室
組織病理学分野

橋本大輝講師が「胃と腸」賞を受賞しました。

橋本大輝講師が2025年「胃と腸」賞を受賞しました。
本賞は,同年に「胃と腸」誌に掲載された論文の中から,特に消化管の形態診断学・治療の進歩と普及および病態解明に寄与した優れた論文に授与されるものです。今回は2025年に掲載された125本の論文の中から、橋本講師らが執筆した『Superficially serrated adenoma(SuSA)の病理組織像と分子異常』が選出されました。SuSAは橋本講師らが2018年に新たなタイプの大腸ポリープとして提案した病変で、特徴的な遺伝子変異を有する鋸歯状病変として、注目を集めています。

(A) SuSA。 SuSAは主に腺腫様の直線状腺管から構成され、表層に限局した鋸歯状変化を伴う。免疫染色では、表層上皮への分化傾向を反映して表層でCK20発現があり、Ki67陽性像は陰窩底部から中層に認められる。
(B) SuSA成分を伴うtraditional serrated adenoma (TSA)。TSAの約15%において、辺縁にSuSA成分が認められる。